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摩耶東谷(旧参詣道ルート)・青谷北畑尾根  



日付:2010/02/20 (土)

同行者:無し

天候:晴れ時々くもり

気温:4℃(摩耶東谷・上野道合流地点、11:32、標高約480m)

コース:五毛BS〜長峰堰堤〜摩耶東谷〜上野道〜青谷東尾根〜青谷北畑尾根〜青谷道〜青谷橋BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:摩耶東

概算距離:5.0km

累積標高+:464m、累積標高−:445m

歩行時間:2時間55分、ルート係数:11.7

道迷い:読図能力必要箇所有

特筆事項:急傾斜箇所有り、青谷北畑尾根初回登り方向利用推奨

体力難易度:レベル2

技術難易度:摩耶東谷・青谷北畑尾はCランク



今回は早速前回のリベンジ、摩耶東谷。

コースは前回予定してたコースを歩いた。


今回のテーマは「今回は納得できました」だ。

山行コース図 断面図

(摩耶東谷概念図)
摩耶東谷概念図


今回歩いた摩耶東谷のルートは概念図の旧参詣道ルート
(グレーの数字は「深谷第○堰堤」を意味している(1は「深谷堰堤」))

摩耶東谷は元々天上寺への参詣道(出典:近畿の山と谷)のひとつだったようで、
明治19年発行1/20000仮製地形図、昭和10年発行1/50000地形図
昭和24年発行1/25000地形図、六甲(竹中靖一著)付属地図、近畿の山と谷付属地図等
過去の地図にはこのルートに登山道線がある。

上野道との合流点には虹の駅ルート最終分岐から右俣を遡行しても行けるのだが
旧地図記載の登山道線が途中でVの字を描いているものが多かった。
沢がV字に大きく蛇行しているのは行場のある現在の深谷第二と第三堰堤間なので
第三堰堤上流から上野道に向かうルートを旧参詣道ルートと推測した。

歩いた結果この旧参詣道ルートが、かつてしっかりした登山道だった痕跡は
残念ながら発見できなかった。


帰路は青谷北畑尾根
この尾根は青谷東尾根のピークから西の青谷道へ続く尾根だ。
青谷東尾根から東の上野道方面への道は
沢山の方が山行記録を公開されているので、西に下りる尾根を歩いてみた。

名前は尾根の取り付き付近が北畑という住所で、
尾根南側に北畑第二堰堤もあるので勝手に青谷北畑尾根と名付けた。




○五毛BS〜深谷第三堰堤

今回の登山口は長峰堰堤(登山口までの経路詳細は登山口解説ページをご覧頂きたい)。

摩耶東谷、長峰堰堤から深谷第四堰堤までの経路を共通解説ページにまとめてみたので
この区間の詳細はそちらを参照して頂きたい。

長峰堰堤からスタート、今日は6名パーティと単独男性が入山準備をされていた。
長峰堰堤

6名パーティは杣谷へ、単独男性は山寺尾根へ、私は妙見宮跡から摩耶東谷へ。
妙見宮跡

先週歩いたばかりなので快調に進む。
深谷堰堤

今日の摩耶東谷の水量は写真の通り、木橋を渡る必要も無い程度。
摩耶東谷水量

深谷第三堰堤端で最初の休憩とした。
深谷第二堰堤 深谷第三堰堤



○深谷第三堰堤〜上野道 摩耶東谷旧参詣道ルート


前回コースアウトした問題の小滝、巻き道を探した。
摩耶東谷1

前回、間違って這い上がった沢にあった太いロープ(矢印)はこの小滝を巻くためのものだった。
滝から少し離れていたので前回は巻き道だとは全く考えなかった。。。
摩耶東谷滝巻き道

更に遡行を続ける。
この辺り上流から流されてきたゴミが散乱している。
摩耶東谷2

すぐに沢の出合があった。ここが旧参詣道ルートと本沢の分岐だ。
摩耶東谷出合

将来の山行のために深谷第四堰堤の確認を行った。

沢の出合から旧参詣道ルートに入る。
すぐに少し離れて二段になった小滝がある、左岸側から巻く。
旧参詣道ルートで注意が必要な巻き道はこの最初の二段滝部分だけだ。
旧参詣道ルート1 旧参詣道ルート2

巻き道から沢に下り遡行を続ける。
旧参詣道ルート3 旧参詣道ルート4

旧参詣道ルートで唯一見つけた人工物。
真ん中に鉄棒でも通っていたのだろうか、用途等は一切不明だ。
人工物

また沢の出合があった。
前回偶然通ったロープウェー真下の谷の下流部分だ。
写真1枚では納まらなかったが左はロープウェー沢、右が旧参詣道ルート沢。
ロープウェイ真下 旧参詣道ルート5

石組み小堰堤、右岸から越える。
写真に写っている堰堤沿いに越えられます

小滝、左岸から越える。
旧参詣道ルート7

もうひとつ石組み小堰堤、左岸から越える。
ここも堰堤沿いに越えます

暫く沢の遡行を続けると、上野道の稜線が確認できるようになる。
写真矢印部分にコンクリートの構造物がある。
この辺りでやや左(東)を意識して歩く。
旧参詣道ルート9

踏み跡がついている部分を進むと、上野道に合流する。
旧参詣道ルート10 上野道合流地点1 上野道合流地点2

上野道側から見た合流地点。
上野道合流地点3

合流地点付近の電柱は「摩耶山40」、「三丁」の丁石も近くにある。
上野道合流地点4

上野道の青谷東尾根下山口付近のベンチで休憩とした。



○上野道〜青谷東尾根〜青谷北畑尾根〜青谷道


青谷東尾根に入る。
青谷東尾根1

コンクリート構造物、道端の大きな岩を越えて進む。
青谷東尾根2 青谷東尾根3 青谷東尾根4

左側に根元付近で折れた木のあるコルの先、登り返したピークが青谷北畑尾根が派生しているピーク。
青谷東尾根5 青谷東尾根6

テープやマーキングは無かったので尾根らしき箇所から下山を開始する。
下山地点付近

暫く下りてコンパスを確認するとやや方角が違う
地面は脆くなった花崗岩の砂地で、手がかりの木々も疎らになり、どんどん急になっていく。
このまま下り続けると進退窮まってしまいそうだったので、登り返しながら本来の尾根の方向にトラバースできる地点を探した。
誤ルート1 誤ルート2 誤ルート、ものすごく滑ります

青谷北畑尾根が派生しているピークの西側斜面は、雨水で浸食が進んでおり小さな尾根がいくつもできている。
下り利用では間違った小尾根に乗ってしまう可能性が高いので注意して頂きたい(本来は山行図の緑線を歩ければ良いはず)。

かなり登り返して南側の別尾根に乗ると、この尾根は前段の尾根とは比較にならないくらい歩き易い尾根だった。
この尾根で黄色のテープを発見、ここが正解のようだ。
青谷北畑尾根1

この尾根を下りで利用する場合、私がコースアウトした場所以外にも、
何箇所か迷ってしまいそうな場所があるのでご注意願いたい(下記地形図赤線箇所)
青谷北畑尾根要注意箇所

歩き易い尾根道をどんどん進む。
青谷北畑尾根2 青谷北畑尾根3
青谷北畑尾根4 青谷北畑尾根4

尾根筋や方角が判り難い場合は黄色のテープを目印にすれば良い。
青谷北畑尾根5 青谷北畑尾根6
青谷北畑尾根7 青谷北畑尾根8

尾根が太ってきたら、やや南に下りる事を意識しながら歩く。
青谷北畑尾根9

写真の地点に下山した。
青谷北畑尾根下山地点1 青谷北畑尾根下山地点2 青谷北畑尾根下山地点3

下山地点は大龍院の赤い旗が沢山ある場所の正面にある河原だ。
青谷北畑尾根下山地点4

この尾根は以前から狙っていた尾根で、下山地点は1/30の山行後に確認を行って下山に支障が無い事を確認済だった。

青谷道を下り、青谷橋BSから帰途に就いた。
東山東尾根取り付き 青谷東尾根取り付き 摩耶橋





○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

09:52 五毛BS
10:07 長峰堰堤
10:44 深谷第三堰堤
  (休憩5分)
10:49 深谷第三堰堤
10:57 旧参詣道ルート分岐
  (深谷第四堰堤確認10分)
11:07 旧参詣道ルート分岐
11:32 上野道合流
11:35 青谷東尾根下山口
  (休憩5分)
11:40 青谷東尾根下山口
11:49 青谷北畑尾根分岐
  (コースミス25分)
12:47 青谷道合流
13:16 青谷道登山口
13:20 青谷橋BS


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

079.4m 上野中学校前車道(山麓線バス通りから住宅地へ曲がる地点)
164.2m 長峰橋西詰
483.1m 摩耶東谷、上野道合流地点コル


△エスケープルート

上野道から虹の駅:まやビューライン虹の駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在


△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し




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