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摩耶東谷〜ロープウェー虹の駅  



日付:2010/02/13 (土)

同行者:無し

天候:晴れ時々くもり

気温:未計測

コース:五毛BS〜長峰堰堤〜摩耶東谷〜虹の駅

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:摩耶東

概算距離:2.6km

累積標高+:407m、累積標高−:49m

歩行時間:1時間35分、ルート係数:7.7

道迷い:読図能力必要箇所有

特筆事項:予定コースを辿れなっかため今回コースは参考程度

体力難易度:レベル1

技術難易度:摩耶東谷はCランク




今回は摩耶東谷。

これだけ摩耶山を歩いているのに、実はまだ歩けていなかった谷である。

先に記しておくのだが、今回は予定していたコースを辿る事ができなかった、平たく言えば失敗。

今回のテーマは「尾根ばっかり歩かないでもっと沢も歩かないと」だ。

山行コース図 断面図

コース図の赤数字は「深谷第○堰堤」の位置を示してる。
(1は「深谷堰堤」でこの堰堤には地形図記載の通り副堰堤がある)

本来は、深谷第三堰堤上流から上野道へ抜けて(コース図緑色線)、青谷方面へ向かう予定だった。
しかし実際は途中の小沢に引き込まれ尾根に乗ってしまい、結果ロープウェー虹の駅方面に向かってしまった。

さらにコースアウトしている途中、地図を落としてしまい予備も無く、
付近で何度か視界に入っていた虹の駅に向かう以外に選択肢を断たれてしまった。

地図が無ければ後半予定していた青谷方面の初めて歩く道に入るのも難しく
モチベーションも下がってしまい、年間パスを持っているので目の前のビューラインに乗ってしまった。

この間違って入ったルートは尾根沿いにテープが沢山付けられていたので、
摩耶東谷から虹の駅に向かうルートのひとつなのだろうと思う。

摩耶東谷にはいくつも遡行終了ポイントがある。
今回のリベンジを含め、何度か遡行しようと思っているので、
共通部分(登山口〜深谷第三堰堤)のコース紹介がてら、今回辿ったコースを振り返ってみたい。




○五毛BS〜妙見宮跡

今回のスタートは長峰堰堤(登山口までの経路詳細は登山口解説ページをご覧頂きたい)。

まずは杣谷堰堤上流から山寺尾根方面に向かう。
杣谷堰堤 杣谷堰堤上部

山寺尾根の登山道を1〜2分進む。
山寺尾根




○妙見宮跡〜深谷第二堰堤


左側(西側)の石垣に入ると妙見宮の石碑がある。
妙見宮跡石垣 妙見宮石碑

ここは杣谷と摩耶東谷の中間の尾根(山寺尾根)突端付近でかつては実際に妙見堂が有り
摩耶参詣道(摩耶東谷)と杣谷道の分岐点だったようだ(出典:六甲北摂ハイカーの径)。

石碑のさらに左側(西側)を乗越えると摩耶東谷の登山道がある。
摩耶東谷登山口 摩耶東谷1

この付近は摩耶東谷左岸にしっかりとした登山道があるので、道なりに歩けばまず深谷堰堤端に出る。
摩耶東谷2 深谷堰堤

暫く進んで、木の橋がある地点で右岸側に渡る。
摩耶東谷3 最初の渡渉

ここまでの左岸に比べると道は判り難くなるが、沢から離れない右岸沿いに
踏み跡、コンクリートの痕跡や岩を削ったステップもあり、沢沿いの登山道を歩く事に慣れていれば迷うような場所では無い。
摩耶東谷4 摩耶東谷5

摩耶東谷6 摩耶東谷7

写真の滝手前の木橋で再度左岸側に渡る(写真の滝の奥に堰堤がある)。
2度目の渡渉

堰堤を巻くために、しっかりした踏み跡のある左岸斜面を登っていく。
深谷第二堰堤巻道1 深谷第二堰堤巻道2

深谷第二堰堤の看板のある地点から、更に簡易階段で上部に出る。
深谷第二堰堤階段




深谷第二堰堤〜深谷第三堰堤


踏み跡を堰堤上部沢まで下る。
摩耶東谷8

土砂の堆積した平坦な場所に出るので踏み跡に従い左方向(西・南西)に向かう。
この地点で右方向疎林の奥に見える沢が山寺尾根南西側の支沢だ。
摩耶東谷9 摩耶東谷10

平坦地を抜けるとまた、踏み跡はしっかりしてくる。
摩耶東谷11

しばらく進むと行場に出る。 行場の小屋は上下2箇所にある。
まずは下の小屋の左側も階段を登っていく。
行場通過1

階段の登ると分岐がある。
直進し目視できる堰堤方向が虹の駅方面、矢印側に右折し上の小屋に向かうと深谷第三堰堤方面。

行場通過2

上の小屋の左側を通過し沢沿いの道に戻る。
行場通過3 行場通過4

この辺りから沢歩きになる、ペイントやマーキングを参考に歩き易いと思う場所を歩けば良いだろう。
摩耶東谷12 摩耶東谷13

深谷第三堰堤下部に出る、左岸に踏み跡やマーキングがあるので、これを登る。
深谷第三堰堤巻道1 深谷第三堰堤巻道2

ひと登りすれば、深谷第三堰堤端にでる。
深谷第三堰堤巻道3 深谷第三堰堤




○深谷第三堰堤からロープウェー虹の駅


更に沢を遡行していく。
摩耶東谷14 摩耶東谷15 摩耶東谷16

写真の小滝に出た。本来はこの滝の上部にしっかりした沢の分岐があるはずなのだが、
滝左側にある沢が気になってしまった。
摩耶東谷17

気になったのは左写真の沢。写真緑矢印部分に古いロープ(と言うか綱)があった。
ロープが古かったので、急な斜面だったがそのまま沢を這い上がった。
虹の駅へ1 虹の駅へ2

出発前の予定では、再度摩耶東谷を遡行する時のために、
深谷第四堰堤までの道のりを確認した後、少し引き返して上野道に向かう支沢に入る予定だった。
予定通りの行動をしていれば迷う事は無かったのだろう。

さらに冷静に考えれば、上野道に向かう沢は1/25000地形図でも
はっきり判別できるような大きな沢でこんな小さな沢のはずが無いのだ。

沢を這い上がると尾根筋に出て、踏み跡やマーキングがあったのでこれを進んだ。
虹の駅へ3

踏み跡はずっと尾根筋に続いており、ルートを外した事を確信したが、
這い上がった沢が急で、その沢を下るのは危ないと思ったことと、
この道自体が気になったので、予定コースを辿る事は断念してこの踏み跡を進んでみる事にした。
虹の駅へ4

尾根の踏み跡を暫く進むと前方にちらちら建物が見えた。 地図を確認すると、ロープウェー虹の駅だと思われた。
虹の駅へ5 虹の駅へ6

このまま進むと虹の駅に出てしまうので、踏み跡から外れて沢に降りてみた。

たぶん、この沢に降りる急な斜面で地図を紛失した。

通常携帯している地形図は、
ハイキングコースを辿る時は、山と高原地図+1/25000地形図から必要部分をコピー。
今回のようにハイキングコース以外を辿る時は、1/25000地形図+1/10000地形図か1/2500白図から必要部分をコピー。

しかし、今回の摩耶東谷は沢が複雑で1/25000地形図はあまり役に立たないだろうと1/10000地形図のコピー1部しか持参していなかった。

沢に降りた時点で地図を取り出そうとしたら地図が無い、普通紙の地図だが落としてしまえばタダのゴミだ。
回収しようと周辺や斜面を暫く探してみたが見当たらず、山には申し訳ない事になってしまった。
こういう時のためにパルプ100%非耐水用紙を使っているので、早く微生物が分解してくれる事を祈るばかりだ。

こうなると尾根筋の踏み跡とマーキングを辿って虹の駅に出るしかない。
万事休す。天を仰ぐと、、、ロープウェーの架線。

どうやらロープウェーの通る沢に降りていたようだ。
虹の駅が近くにちらちら見えていたので駅は近いはずなので、尾根には戻らず方角を確認して沢沿いにロープウェー駅を目指した。

少し沢を虹の駅方向に進むと斜面にロープがあり、これを登るとロープウェー駅真下に出た。
虹の駅へ7 虹の駅


虹の駅付近のベンチでその後の行動を検討したのだが、
自身で予定していたコースを辿らなかった(深谷第四堰堤を確認しなかった)、 その結果コースアウトし地図も紛失した。
判断や行動が良くない結果を招いているので、このまま行動を続けると転倒して怪我でもしそうなので
今回はここで山行を断念し下山する事とした。

今回歩いたと思われるコース(黄色線)

より大きな地図で 摩耶東谷〜虹の駅 を表示


ケーブルに乗り市街地に下山、帰途に就いた。
ケーブルカー


登山道の無い沢に入ったのは昨年12/6の老婆谷この時は沢を下った。
沢の遡行になると9/7の須磨名水の森(天井川谷)以来だ。
もう少し沢にも入らないと支沢を判断する能力が向上しない。

摩耶東谷、近日リベンジ予定。。。





○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

08:57 五毛BS
09:11 長峰堰堤
09:18 摩耶東谷登山口(妙見堂跡)
09:21 深谷堰堤
09:35 深谷第二堰堤
09:48 深谷第三堰堤
10:32 ロープウェー虹の駅


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

079.4m 上野中学校前車道(山麓線バス通りから住宅地へ曲がる地点)
164.2m 長峰橋西詰


△エスケープルート

虹の駅:まやビューライン虹の駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在


△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し




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