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北野谷・天神谷(ハンター谷) 


日付:2009/02/21 (土)  

同行者:無し

天候:不明

気温:不明  ※気象情報、後日加筆訂正時追加項目のため不明


コース:新神戸〜城山々頂〜北野谷〜北野道〜天神谷東尾根〜天神谷〜ハンター坂〜異人館

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:堂徳山・布引城山

概算距離:5.0km

累積標高+:597m、累積標高+:582m

歩行時間:2時間49分、ルート係数:12.9

道迷い:読図能力必要箇所有り

特筆事項:特に無し

体力難易度:レベル2

技術難易度:北野谷・天神谷はCランク



旧版の地形図には、北野谷・天神谷にも点線で登山道が描かれている。
かつて道があったなら通ってみようと言う気持ちになり実際に行ってみた。

北野谷
は(何十年前かに投棄されたようなゴミはあるが)近年人が立ち入った形跡が殆ど無い。

天神谷はネットで2002年に通られた方の山行記録を見る事ができた。

昭文社山と高原地図「六甲・摩耶」(手元にある08年版、09年版)は北野谷の位置が間違っている。
国土地理院1/25000地形図や神戸市1/2500地形図ではもう1つ東の城山々頂西側まで突き上げている谷を北野谷としている。
私のサイトでも、谷の規模や旧版地形図から判断して、1/25000地形図に記載されている方の谷を「北野谷」としています。
山と高原地図の北野谷記載のある谷は神戸市1/2500地形図では「天神東谷」と記載されています。

山行コース図   断面図

神戸市役所展望フロアから写した写真に城山で歩いた尾根・谷を書き込んでみた (※概念図ですので実際の登山道位置と線は一致しません)。
城山山域概念図

付近の立体図。
付近立体図


○北野谷

北野谷の堰堤は最後の堰堤は右岸、それ以外はすべて左岸から越えた。

まずは城山々頂へ向かう。
今回は初めて歩く、かずら橋から城山への道を登った、この道も急登だ。
かずら橋

途中、新生田川の正面を通り、城山登山道との合流する。
城山への登山道 城山登山道合流

東屋のある山頂付近に着いた。

瀧山城址ピークから下山できそうな地点を探したが
南側斜面はどこも急傾斜で私の実力では下りれそうもないので

下山開始地点となるの307.3mのコルは瀧山城址から二本松方面へ歩いた、
写真の登山道左側に切り株のある地点でここを左側(南)に下りて行く。
北野谷下山口

今回、登山道では無い谷を下るのは始めてだ。いきなり笹や木々が行く手を阻む展開になった。
北野谷1

季節柄、落葉が多く、段差に突き出した枯れ枝や枯れ草の上に落葉が積もり、下が地面なのか空洞なのか判り難い。
踏み抜けば、転倒や怪我をする事は確実である。
北野谷2

途中の急斜面に数段だけ残っているコンクリートの階段跡を発見した。
やはり昔はここに登山道があったのであろう。
北野谷3

暫く進むと草は少なくなり見通しは利くようにはなったが、荒れている事には変わりなく倒木が谷を塞いでいる地点も多かった。
北野谷4

いくつも堰堤を越え進む(右写真(2枚目写真)は振り返って撮影)。
北野谷5 北野谷6

途中、断層が露出しているような場所を通る。
断層?

やがて堰堤が埋まった平坦な開けた地点に出た、標高200m付近だと思われる。
開けた場所 開けた土地の先にある堰堤

最後の桜谷第二堰堤を越える。
最後の堰堤 桜谷第二堰堤

正体不明な幅4〜5mコンクリート製の構造物が見えると北野道との合流は近い。
謎の構造物

なだらかな谷筋を下り北野道に出た。北野道で一番深く切れ込んだ谷の部分である。
出口付近 北野道合流

合流地点近くには異人館街まで400m地点の道標がある。
北野道道標

異人館方面に向かい
港みはらし台まで歩きしばしの休憩。。。



○天神谷


天神谷の堰堤はすべて左岸から越えた。

港みはらし台から、もう一度城山に登るため、観光客でごった返す異人館を抜け
風見鶏の館南西、萌黄の館北側から北西方向に入る道を進みハンター邸跡(ハンター坂)の堰堤まで移動する。

ハンター邸跡堰堤

堰堤の南側に写真のような比較的新しいルートマップがあった。
このルートマップで 新神戸からの城山登山道の辺りを見ると
「城山21TURN」との記載がある、始めて聞く名前だ、確かに九十九折の登山道ではある。
神戸市の案内図に書いてあるのだから、これからは城山登山道の九十九折部分は「城山21TURN」と呼ぶ事とする。
付近案内図

堰堤右(東)から登って行く。
堰堤横登山口

登山口の表示に従い右折する。
天神谷東尾根道標

更に進むと写真の分岐にでる。
今回は道標右の天神谷東尾根を登り、左側の天神谷(行止り)に降りてくる事になる。
丸木階段の一部が比較的新しい最近整備されたようだ。
天神谷、尾根道・谷道分岐道標

急な尾根をひたすら登って行くと北野町(道)への分岐に出る。
登ってきた道には案内表示が無い。
折角登山道整備をしてるのだから道標も設置し直せば良いと思う。
(この分岐部分から北野町(北野道)へ降りる道は勝手に「北野谷西尾根」と呼んでいる)
北野谷西尾根分岐

分岐部分から更に進み城山登山道との合流地点に出た。
城山登山道合流

天神谷への下山開始地点は写真の赤矢印部分。
写真右の碇山、諏訪山への分岐のすぐ左側(東)である。
天神谷下山口

北野谷ほど草も多くなく、見通しの良いなだらかな道からスタートする。
天神谷1

暫く進むと前方にブルーシートが見えて来た。
かなり昔からここに居住されている方の小屋のようで、現在も住んでおられる。
ここが本宅なのか、別荘なのかは判らないがラジオをつけ、火を炊いて食事の準備をされていた。
本宅だと、水や食料の調達はさぞかし大変だろうと思う、麓に近い場所ならともかく小屋の場所は標高250mを越えている。
天神谷ホームレス小屋<

更に進み小さめ堰堤をいくつか越えて
天神谷2 天神谷3

標高220m付近の堰堤は左から堰堤上部までは簡単に登れたが
谷部への降下が急傾斜で難しく左方向から合流してきた支谷に大きくトラバースして下った。

大きな堰堤も越えて行く(振り返って撮影)。
天神谷4

この写真と前の写真は階段のある堰堤の直前2つの堰堤はやや傾斜がきつく
(前日の降雨で枯葉や岩が滑ることも含め)
木の根や枝につかまりながら登り、下りはかなり腰を落として、枯葉をブレーキに慎重に滑り降りるような感じであった。
天神谷5

更に進むと左側に階段のある堰堤に出た。
天神谷堰堤横階段

この堰堤を越えた後は谷の左岸(東側)に道があり、堰堤越えの上り下りをする事無く軽快に進む事が出来た。
天神谷谷筋道

下山地点直前に「登山道」と書かれた看板がある。
この道はやや悪路なので足元に注意が必要。
この「登山道」は登山道と言うより、天神谷最後の大堰堤を巻くための道である。
堰堤巻道案内

「登山道」の看板のある堰堤を越えると天神谷東尾根道との合流地点である。
尾根道との合流


○山行諸データ

△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

08:17 新神戸
08:32 猿のかづら橋
08:48 城山々頂東屋
   (休憩・調査32分)
09:20 城山々頂東屋(北野谷東尾根下山口)
09:24 北野谷下山口
10:10 北野道合流
10:13 港みはらし台
   (休憩10分)
10:23 港みはらし台
10:31 ハンター邸跡堰堤
10:55 城山登山道合流地点
11:03 天神谷下山口
11:42 天神谷東尾根道合流(行き止まり道標)
11:48 異人館街


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

054.2m 砂子橋南詰
316.5m 城山山上東屋付近
081.1m ハンター邸跡堰堤東端


△エスケープルート

途中の異人館付近


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:布引展望台、異人館地区内
飲料自販機:雄滝茶屋、異人館地区(市街地)多数


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